やり方は元になったラジオ講座とそのテキストを考えると以下の方法が最も効果的だと思います。
1°自分で訳を作る
2°問題文をコピーしたものを用意する。
3°ノートに解説の網掛け部分を写す。もちろん、パソコンで打ったものを打ち出しても良い。
例えば《2》ならば
というような感じになると思います。
4°本文を読みながら、3°で作ったコピーに網掛け部分の(1)(2)・・・に該当する部分を書き込む。
例)《2》でいえば、
①Light is very important because it helps us see things. (p9)
(1)
というように書き込む。
5°このように読み進めながら自分の訳をチェックしていく。
そして間違えていたら自分の訳のどこが間違っているのか?そしてどういう間違いが原因で間違えた訳になってしまったのか?を確認し、直していきます。
6°もう一度最初に戻って自分が憶えていなかった単語と熟語等を専用の小さいノートを用意して左頁に英語、右頁に日本語という感じにまとめ憶える。
憶えるのはあくまでも「本文に出てきた意味」で憶えるようにします。ここで欲張って手を広げると虻蜂取らずになりますので注意。
7°最後に5回ほど音読しましょう。
意味が分かっている英文を音読することは英語の学力を確実にあげてくれます。
8°一通り終えたら翌日もう一度自分で訳してみる。
このような感じで《40》まで頑張りましょう。《26》《27》《28》《30》《33》《35》は英文が2つづつあるのでこれは2日に分けても良いかもしれません。ただ、その場合(特に受験生ならば)最初の3つは2日に分けても30番台の3つは頑張って1日でやってみた方が良いと思います。もちろん全部頑張って各講1日というペースでもよいでしょう。
このようにして一通り終わったら今度はもう一度最初から一気に訳してみましょう。最初の方は馬鹿馬鹿しくなるくらいすんなり訳せるようになっているはずです。
これが終わったら「英文和訳演習」を一気に仕上げましょう。そしてさらに余裕があったら「英文解釈教室」に取り組めばよいと思います。あまり時間がない場合は「英文和訳演習」の中級・上級を片付けて過去問を解きまくりましょう。
以上ご参考までに。
8.最後に
まとめのようにするなら、この本はその後に出た「ビジュアル」や「現在売っている解釈教室シリーズ」の元になっている本です。だからそれらと比べるとこなれていない所やぎこちなさを感じるところもありますし、(あくまでも比較すればという話ですか)荒削りでもあります。
しかし、それだけに伊藤先生が功成り名を遂げて尚、新しい形に挑戦されたスタートになるものであり、それだけに他の本よりも読者に迫ってくるものがあります。それを感じられれば、特に英語ができない学生にとっては他のどの本よりも「克服しやすい伊藤本」になると思います。
長々と書きましたが終わりまで読んで頂きありがとうございます。
最後にこの本で勉強される高校生や受験生の皆さん、実は私もこの本(放送でしたが)で学んで偏差値30台から数年後には予備校で東大英語の単科講座を受け持ち、教えるところまで伸びました。なので、この本をしっかりマスターすればそれなりのレベルには達することができる生き証人が少なくても一人はここにいます。色々な情報が気になると思いますがこの本に決めたら最後まで信じて頑張ってください。
(1に戻る) (2へ戻る) (蛇足に続く)
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